On

金属製品の洗浄は安全第一!酸洗いの注意点を正しく理解しよう!

Posted by admin

酸洗いを行う理由とメリット

酸洗いは金属製品を強酸性の薬剤で洗浄する行為です。金属製品は傷の発生を防ぐ目的で表面にコーティング加工や塗装を施されている物が多く、ブラシなどで擦ると塗装面が剥がれてしまうことがあります。金属製品は微小でも傷が付くとサビが発生して著しく劣化してしまうため、汚れを取り除く際は余計な刺激を与えないことが大切です。酸洗いは薬剤の成分で汚れを溶解するので擦る必要が無く、塗装面を傷つけないメリットがあります。また、部品の接合部分やネジなど、構造が複雑な場所に入り込んだ汚れも酸洗いであれば残さず洗い流すことが可能です。洗浄後は薬剤の作用で皮膜が形成されて新たな汚れの付着を軽減出来るのも酸洗いが適している理由の一つです。

酸洗いがもたらす健康被害と安全管理の方法

酸洗いは金属製品の汚れを綺麗に除去出来る一方、作業の方法を誤ると重大な健康被害に見舞われる危険があるので注意が必要です。酸洗いに使う薬剤は刺激が強く、金属製品の汚れに反応して有害な蒸気を発生させることがあります。また、薬剤に触れると炎症や痛みが生じるので作業の際はマスクや手袋などの保護具が不可欠です。作業現場は換気を行い、万が一に備えて中和剤を用意しておくのも安全を確保するための工夫です。酸洗いを行った後の廃液も人体や自然環境に悪影響をもたらすので、外部に漏えいしないように専用の容器に密閉し、適切な方法で処分するのが使用者の責務です。薬剤によっては法律で取り扱いが厳しく制限されている物もあるので、正しい方法で扱うことを心がけます。

酸洗いとは、金属の熱処理や溶接、ロウ付けの際に生じた焼けやスケール(酸化皮膜)やさびなどを、硫酸や塩酸などで除去することです。酸溶液に比較的長い時間浸けることで、表面を洗浄します。